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山口県・秋吉台遠征 [ケイビング]

秋吉台合宿(2005.8.16~8.18)
CSLとして秋吉台を訪れるのは初めてです。秋吉台科学博物館と渉外の連絡を十分にやって、夏の大草原の中でファンケイビングを行ってきました。
8月16日
新山口駅で3名合流して秋吉台科学博物館に向かい、許可証を頂いて活動を開始しました。SRTについては十分注意するようにとの指示を受けました。
恵藤穴(-57m)/洞内滞在時間2.5時間
博物館前のドリーネに開口しておりアプローチは楽ですが、暑くて汗だくです。ワイアーで露岩にバックアップをとり洞口のボルトから70mのロープで下降しました。10m位下りると完全な空中懸垂になるので、手前のボルトでYビレイをとりました。洞底では2つのホールがありますが、あまり2次生成物などはありません。この穴は落石や支点も安定していますのでSRTを満喫するのに最適ですが、-57mのピッチですので下降器も熱をもち、フロッグ・ウォーキング・システムも良い運動になりました。楽しかったです。
北山北の横穴/洞内滞在時間0.7時間
地獄台の秋吉台道路脇に開口しています。洞口から縦に10mほど下りていきますが、ロープは必要ありません。その後下り傾斜の横穴が続いていました。
8月17日
寺山の穴(1533m)/洞内滞在時間5.5時間
まずは洞口近くの連絡洞から第四主洞に入りました。-8.3mは20mのロープを残置の支点にFIXしてSRTで下降しました。プールがあり、2次生成物も保存されています。ここを出て第一主洞を進み、小さい割れ目から連絡洞に入り第二主洞に向かいます。10m~のクラックの奥のチムニーをロープで確保して登り、残置のトラパースラインを使って第二主洞に入りました。高度感のあるトラバースで残置のラインが助かりました。泥で歩きにくい第二主洞の非常に大きいホールの奥から第三主洞に入ります。第三主洞も大きいホールですが、水流に沿って行くと大地底湖に出ます。清明な水があふれ出ている立派な湖でした。この穴は学生時代に生物の定点調査に使用しておりましたが、全貌にふれたのは今回が初めててす。思ったより立派で面白い穴でした。
兼清穴(約300m)/洞内滞在時間0.5時間
午後から姫山の穴を予定していましたが、寺山の穴で時間をとったため予備のリストから兼清穴に入りました。名所の鍾乳石に名前が付けられて観光洞のような雰囲気です。
8月18日
予定の大久保の小穴に向かいますが。アプローチの道がブッシュで草刈り器でもないとすすめません。ギブアップして平原の穴に転進しました。
平原の穴(420m)/洞内滞在時間1時間
平原地区の畑の奥に開口していますが、ブッシュで洞口が覆われて地元の方に教えてもらい入洞しました。洞内は天井が低く、礫が流入しており、這っていきますがシンドイです。旧最奥までも達せずヘタレてしまいました。出洞すると山大洞研パーティーが入るところで、彼らなら新最奥に達した事と思います。

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以上のような活動を行いましたが、3名のメンバーでケイビングを楽しんだ3日間でした。機会があれば再訪したいと思っています。


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