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大普賢岳と無双洞・底無し井戸 [ケイビング]

世界遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」の中で、吉野から熊野本宮大社に至る“大峯奥駈道”は山伏の修験道ですが、原生の自然が残る絶好の登山コースでもあります。また、紀伊半島では和歌山白崎あたりから伊勢にかけて石灰岩地帯が分布していて、大峯西側の洞川や東側の柏木には鍾乳洞が見られます。今回は険しい岩峰の大普賢岳(1780m)登山と山麓の鍾乳洞(無双洞・底無し井戸)を目指しました。
9月17日 連休で通行量がやや多いですが、大峯を目指します。ベースの和佐又ヒュッテにはオートキャンプ場があって、今回は大台ヶ原の見える一等地にテントを張りました。登山中心の大人の落ち着いたキャンプ場で大変気に入り、よく寝ました。
9月18日 大台ヶ原に昇る日の出を見て出発し、大普賢岳を目指します。日本岳、小普賢岳、大普賢岳と続く石灰岩の岩峰で梯子と鎖場をどんどん登ります。岩壁の基部には“笙の窟”“鷲の窟”などの行場がありますが、小規模で成因的に鍾乳洞とはいえないように思います。暫くして大普賢岳(1780m)です。目の前に稲村が岳がよく見えます。
頂上からは“大峯奥駈道”を七曜岳まで縦走します。七曜岳手前の七つ池はドリーネではないかと云われているようですが私もそう思いました。稜線をはずれ急斜面を下り下り、“無双洞”に到着しました。


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清明な水が吐出していて名水になっているようです。200m位と聞いていたので少し入ってみました。上段はかがんで進むボアパッセージで分岐もしています、下段は水が溢れています。
“無双洞”からは、岩登りのような急斜面を登り直し“底無し井戸”に行きました。


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-23m位との事でSRTをやってみても良いかもしれませんが、アプローチはしんどいです。
一日がけでよく歩きました。原生の森と変化に富んだルートと鍾乳洞です。山が深いので新洞が残ってるように思います。和佐又のキャンプ場も良いので、また行こうと思います。


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