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第2回秋吉台遠征 [ケイビング]

Club Spider's line 夏のイベントとして、昨年に引き続き秋吉台を訪れました。今回は、「一本杉の穴」「どびん岩の穴」「大久保の小穴」「サンゴ穴」です。

8月12日
前日は大阪を早めに出発できたので、山口到着後しっかり寝て元気です。科学博物館に挨拶に行き、許可書を頂いてから行動開始しました。
・「一本杉の穴」300m/洞内滞在時間2.5時間
寺山の穴から東の山麓の石灰岩壁に開口しています。アプローチは暑くてたまりませんが、洞口が比較的簡単に発見できたので助かりました。Ent.3からズルズル下り、ホールから奥へ向かいます。ナウマンホールへは4m程のチムニーを上がりますが、泥で滑って大変です。すぐにタコツボホールで、噂の“タコツボ”をじっくり見ることができました、落ちたくはありませんね。しばらく行くと天井30cmの通路がずっと続いており、途中までで引き返しました。
・「どびん岩の穴」88m/洞内滞在時間0.5時間
少し時間があるので、予備として考えていました近くの「どびん岩の穴」に向かいました。小規模の横穴で洞内も乾燥していますが、奥のホールには白いフローストンもあって涼しくて良かったです。
夜は秋吉台に来れてケイビングが出来る楽しさを、ビールと中華料理でしっかり味わいました。


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8月13日
・「大久保の小穴」420m.±56m/洞内滞在時間4.5時間
秋吉台上へ上がる道路の一番東側の屈曲部分から“歴史の道”へ入りアプローチしました。装備を持って夏の山道を歩いて、暑くて大変です。鉈鎌を振るってなんとか1時間少しで洞口を発見することができました。
陥凹ドリーネの底の小さい洞口から入りましたが、暫く狭い通路(ボアパッセージ上層)が続きます。下のホールへの下降点は安定していて支点もとりやすく、快適に20mのSRTをセットしました。降下したホールからは4方向に通路が分かれていて水流もあります。天井の高いところがあってグアノも堆積していますので、別のところで地上に繋がっているようにも思います。最奥と思われるところまで行って引き返しました。
帰りも、またまた汗まみれになって山道を下りました。体中の悪いものが汗になって出た感じで、夜はその分をしっかりビールと焼き肉で補充しました。

8月14日
・「サンゴ穴」328m.±51m/洞内滞在時間3時間
駐車場に車を停めて大正洞に向かい、大正洞の入り口が正面に見える対岸の斜面に開口しているので、アプローチは極めて楽チンでした。またあたり一帯の谷には冷気が充満していて涼しくて快適です。
上部の竪穴洞口のガードレールにロープセットして下降を開始しました。当初は45度くらいの傾斜ですが、ローブ20mのところから縦に30m落ちています。リビレイの支点を探しましたが適当なものがなく、フレンズやワイヤーで補いました。傾斜が完全に垂直でなくロープが壁付きになり、浮き石もあって神経質になります。ローププロテクターを使って騙し騙し底まて下りました。こういうところはSRTではなくラダーを流すほうがいいでしょう。全員で下降するのは危険と判断して登り返しました。
下部洞口からは狭い迷路となっており、ぐるぐるまわって同じところに戻ってきたり、なかなか奥への通路が発見できません。やっと正解と思えるところが判明しましたが、帰阪の時間もあり今回はここまでとしました。もう一回来たいですね。


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帰りの秋吉台道路では、壮大な景色です。“帰り水”“地獄台”“真名ヶ岳”“西山”“龍護峰”・・・地下にはたくさんの洞窟があります。また、頑張って戻ってきたいと思います。
最後に科学博物館に挨拶に行き、夜中に大阪に戻りました。いや、楽しかったですね!!


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